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ポメのからだのことについて

頭の中や気持ちを整理する時間が欲しくて、
お知らせが遅くなりました。

といっても、心中がクリアになったといことはまるでなく、
頭は真っ白、思いは乱れるばかりです。

乱れた文章になろうかと思いますが、どうかお許しください。

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たいせつなたいせつなポメ。

14才の男の子。

5才くらいまではほとんど病気知らずでした。
6才の時に血尿が出て、慌ててお医者さんに飛んで行ったら
膀胱結石で即手術。
その時は完治しましたが、結石は数年で再発しました。

一方で、腎臓にも結石があることがわかり、
それは薬ではどうにもならないシュウ酸カルシウムの結石で。
犬の腎臓手術はまだ現実的な医療ではなく、
手術してもその後の生活のクオリティは著しく下がるとのこと。
片方の腎臓はほとんど機能していないと言われました。

そんな時、急性腎炎を発症、相当な重篤な状態となりました。
なんとか乗り越えてくれましたが、慢性腎炎に移行してしまいました。

年齢が上がっていること、二回も膀胱を切ることの危惧から躊躇しておりましたが、
結石を放置すると、細菌感染から急性腎炎を再発する恐れがあると言われ、
二度目の膀胱結石除去手術に踏み切りました。


その時、膀胱の移行性上皮がんがみつかりました。


膀胱という特殊な臓器なため、機能を維持するためには、
突起した腫瘍は切除できましたが、膀胱壁に散った播種は取りきれませんでした。

がんについては、この種類のがんに効果が高い、
消炎剤(抗がん剤ではありません)が幸いよく効いてくれて、
現在のところは転移や再発の兆候はありません。


この手術の際、将来の危険を回避するとのことで去勢もしていただいたのですが、
その後しばらくしてひどい皮膚炎が始まりました。

そして下された診断が「クッシング症候群」。

嫌いな病院に何度も預けられて血液検査。投薬。

しかし状況は一向に好転せず。

昨年末から今年の3月にかけては衰えが進み、
散歩でも歩けなくなり、
あるいはこのまま…という思いが何度も頭をかけめぐりました。

そして3・11。

その前後から嘔吐や吐出、下痢を繰り返すようになりました。

診察を受けてもまったく好転の兆しはなし。

そして、今は書きませんが様々な事情があって、
思い切って長年お世話になった獣医さんと訣別し、
以前から勧められていた病院(プリモ動物病院 相模原中央)に転院しました。

院長の川野浩志先生は、
「14才であるし、多くを望めないことは承知しているが、
 この後の時間を、できるだけQOLを落とすことなく、
 苦痛少なく、楽しくまっとうさせてやりたい」
という私たちの想いをよく理解してくださり、
前の病院で数年にわたって続き、何度も懸念を伝えてもやめてもらえなかった
抗生剤の投与をその日でやめ、
サプリメント(AHCC、セラミドオリゴノール/下の写真)や、
後述する水素イオン水を活用した治療に転換してくださいました。

ポメのからだのことについて_d0177473_2237147.jpg


その効果は驚くべきものでした。

あんなに苦しんだ皮膚炎が日に日に引いていき、
前述の「三種の神器」を紹介していただいてから1週間でほぼ改善して、
皮膚はきれいなピンク色に戻って行きました。

散歩では。
トボトボ歩いて、一時は30メートルも歩くと自分からカートに乗せてくれと言っていたのが、
「カート?冗談じゃない!」とばかりに、ひっぱるように歩く歩く。
(その様子は過去記事でもご紹介しました。)

ただ、吐出や嘔吐は、地震直後に比べれば減ってはいましたが続いていました。
食欲はありましたし。
ウンチも軟らかめながら下痢と言うほどではなかったですし。

全体としては、まるで、時計の針を2~3年巻き戻したような好調ぶりで、
どんなにか嬉しかったことでしょう。




しかし。

先月末あたりからでしょうか。
その好調ぶりに少しずつ陰りが見え始めました。

ご飯を食べなくなってしまったんです。
食べなく、というか「食べられない」感じで。
匂いをかいでやめてしまう。

お腹はすくんです。

でも食べると吐いてしまう。

食いしん坊な子が、食べられない。

体重も減りました。
散歩で歩けなくなりました。
ほとんどなくなった皮膚炎もまた…



そんな折、クッシングの状態をみるための検査と同時におこなった血液検査で、
ポメの不調を裏付ける結果がでました。



ポメのからだのことについて_d0177473_15104683.jpg




慢性腎炎が進行して、腎不全に進んでいたのでした。

クッシングの方は、むしろ落ち着いていて。
そちらが原因で吐くのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。


「クレアニチン」という腎臓の指標があり、
それが4段階のうちの「ステージ3」とのこと。

先にも書きましたように、犬の腎不全は外科手術はまだ現実的なレベルではなく、
もうできることは毎日点滴をして、血液の毒素を薄めてやることだけなのだそうです。

毎日点滴…


片腎が機能していないことは承知しておりましたから、
心の中では「もしかしたら?」と思わないでもありませんでしたが、
クッシング、地震のストレスに気が行っていました。


病院を移って、川野先生から治療の他に「水素イオン水」をお勧めいただき、
すぐにわんこたちの飲料水に導入したのですが、
これも腎臓のサポートには効果があるそうで、
この水を飲んでなかったら、もっと数値は悪くなっていた可能性があるそうです。

とにかく、何も食べないでは体力が落ちてしまうので
まさに手を変え品を変え、いろいろなものを試しています。

問題は、いまこそ食べて欲しい腎臓ケア用の療法食を完全に食べなくなってしまったこと。

ポメのからだのことについて_d0177473_15111664.jpg



好調な時は、療法食もパクパク食べてくれたんですが…



いろいろな思いや後悔や疑問が頭に渦巻いておりますが、

はっきりしていることはポメは生きていて、彼なりに闘っているということ。


ポメのからだのことについて_d0177473_15103578.jpg


先生とよくご相談して、

できるだけのことをしていきたいと思います。

わんこの腎不全について何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら
コメントを頂戴できましたら幸いです。



ポメのからだのことについて_d0177473_1511373.jpg



まとまりのつかない文章で申し訳ありませんでした。





(2011.6.20 一部訂正、補筆しました。)






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実は、ゆうくんについても先生からお話をうかがっています。

また改めてお知らせさせていただきます。



[追記] 6月29日

これまで病院名等伏せて参りましたが、
病院、院長先生ともホームページを開設して情報を公開されており、
同じ病気で苦しまれている愛犬の飼い主さんのご参考になることもあろうかと考え、
お名前を出させていただくことにいたしました。
by pomedukeyu | 2011-06-18 15:16 | ポメ