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へろへろなぼく

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ゆうくんが、疲れ果てて寝ています。

実は昨日、ゆうくんはたいへんだったんです。
といっても、いい結果につながる「たいへん」ですから、ご安心くださいね。

午後からみんなで車に乗り、うちからは少し遠い、横浜市戸塚区の「ぬのかわ犬猫病院」に行って参りました。
目的のひとつは、ゆうくんの歯のことをご相談することでした。
ゆうくんの歯は、一年前うちに来た時、すでにかなり状態が悪くなっていて、
口中の細菌が鼻にまわって、鼻水が絶え間なく出て苦しそうで。
この数日は、グラグラな歯が痛いのか、ごはんをほとんど食べなくなってしまって。
また、口中の細菌が脳に回ってしまうと、取り返しがつかないことになりかねません。
「歯をなんとかしてあげたい」と思っておりましたが、そこで問題になるのがゆうくんの持病。

通常、抜歯や歯石取りは全身麻酔しておこないますが、
ゆうくんのてんかんは、腫瘍など脳に原因があると考えられるため、麻酔のリスクは非常に高く、
現在のかかりつけの先生も、その危険を冒してまでは踏み切れないとのご判断でした。

しかし、いかんともしがたい病ならまだしも、歯や口中の細菌のために、
ゆうくんの今後の生活ののQOLが落ちてしまうことはできれば避けたいと考えました。

実は昨年虹の橋に行ったデュークも、晩年、歯周病がかなり悪化しましたが、
心臓が悪くなっていてかかりつけ(今の前の病院)では麻酔は無理と治療してもらえなかったのです。
院長の布川先生にご相談したところ、麻酔なしで抜歯と歯石取りをしてくださり、
体調の悪化もありませんでした。
そのお陰で、抜けない歯のせいで口が閉まらず、呼吸も苦しく、
よだれが下唇にいつもこびりついたようになっていたデュークは、口が閉まるようになり、
綺麗な顔で犬生を全うできたのです。

「布川先生にご相談して、先生も無理とのご判断だったなら諦めよう」と思い、
昨日の受診となりました。

デュークがお世話になったお礼を申し上げ、ゆうくんを迎えたいきさつ、
現在の病状をご説明して、布川先生にゆうくんをお渡ししました。
先生はいくつかのチェックを行った上で、てんかんの主因が脳に発することを指摘されました。
驚いたのは、私たちが抱いても何かの拍子に怒りだすゆうくんが、
先生に抱かれてる間、おとなしくしていて、診察台に下ろされると、ウトウトし始めたこと。
いつもなら考えられないことです。

そして先生は言われました。
「これは痛くてかわいそうだ。抜いてしまいましょう。麻酔はしません。」

そして待合室で処置を待ちました。
エプロンを拭いたり、足を洗うだけで「ぎゃぎゃぎゃぎゃ」が炸裂し、
舌が紫色になるまで怒るゆうくんのこと、待合室まで泣き叫ぶ声が聞こえるのではと危惧して、
耳をそばだてておりましたが、ゆうくんらしき声は聞こえて来ません。


しばらくして、視界にポメラニアンが入りました。
「ああ、他にもポメラニアンがいたんだ、かわいい子だな…」と思っていたら、

「終わりましたよ」

えっ!?

…先生に抱かれたゆうくんだったのです。

これまで、ゆうくんの顔は右半分が腫れて、少しアンバランスだったのですが、
ほぼシンメトリーに。
やはり歯のせいでした。

その印象の違いから、見間違ったのでした。
下あごに倒れたように残った2本の歯が邪魔して、いつも舌が斜めに出てしまって、
口をつむれず、よだれが出てしまってエプロンがガビガビになってしまっていましたが、
舌はまっすぐになり、口を閉じることができるようになりました。
「んべ」もまた、歯のせいだったのです。

歯を四本抜いたそうです。
奥歯の歯石取りは、一気にやると負担が大きいので、少し間をおきましょうとのことでした。
鼻血がたくさん出たそうです。
きっと、内部ではかなり影響がひろがっていたんでしょう。
下あごの倒れた歯は1本残りましたが、
先生のお話では下あごの骨が割れてしまっていて、
その歯があることで、あごがつながっているのだそうです。
でも、1本なくなっただけで、大きく改善されました。

かわいいゆうくんのが、さらにかわいくなり(親ばか)、
昨日の朝まで抱いていた深刻な懸念は、当面、なくなりました。

院長先生、本当にありがとうございました。

ゆうくん、もっと早く布川先生のところに連れてきてあげればよかったね。
苦しい思いをさせてしまってごめんね。


もう帰り道から、鼻水は出なくなりました。






帰ってしばらくすると、写真のようにぐったりと寝てしまいましたが、
さぞかし疲れたことでしょう。
人間の大人だって歯を四本も抜けば相当なダメージですし、
お昼寝もできず、この何日か満足に食べられなかったんですから。
感染症を予防するため、抗生剤の注射もしてくださいました。


おそらく、1~2日たてば元気になると思いますから、
そうしたらイケメン・ランクの上がったゆうくんをご覧いただきますね。


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歯を抜いた痛みが癒えて、ゆうくんがモリモリごはんを食べられるように応援してくださいね。

[追記]
文中、「ぬのかわ犬猫病院」(院長 布川康司先生)につきまして、
アップ時はイニシャル表示にいたしましたが、
病院としてホームページを開設され、広く一般に情報を公開されておりますので、
お名前を出させていただきました。

スタッフ、レーザーメスなどの設備も充実し、
上記にご紹介したように麻酔ができなくて困っていたうちの子らの歯の問題を、
麻酔なしで解決してくださいました。
by pomedukeyu | 2011-06-25 00:56 | ゆうくん