つむじ風の去った日

きのう、夕方6時前、ジェリーくんが帰っていきました。

12月29日から25日間、まるでつむじ風のように、足早に我が家を駆け抜けていきました。

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私のスマホに残った、最後のジェリーくんの写真。
大好きな仮ママのお膝で、トローンとしてます。

お別れの時の写真は1枚もありません。

これがもし、「抱き上げようとすると、差し出された手を噛んでしまう」というジェリーくんの問題行動が「まずこれなら大丈夫(100%はあり得ないと思います。)」というレベルまで解消でき、そうした問題も含めてジェリーくんを受け入れ、慈しんでくださる「本当の家族」のもとに送り出す…ということだったら、私たちはグショグショになりながら、かわるがわるジェリーくんを抱きしめ、写真を撮りまくって別れを惜しんだことでしょう。

しかし、実際にはそんなお別れはできませんでした。

ふたりの来訪者を見た途端、我が家での25日間のほとんどで見せてくれていた、愛くるしい、おっとりした表情は一変、やってきた当初の不安でいっぱいの余裕のない表情に戻ってしまったのが、本当に切なかった。



この期に及んでなお、(約束の時間を大幅に遅れてきた)保護団体の代表からは、信じがたい発言が飛び出しました。

心中は、穏やかに別れを惜しむどころではありませんでした。

とてもそんな気持ちにはなれなかったから。

いよいよ出発という時。
先方が用意したクレートを床において扉を開けました。

いつもなら「お出かけだ!」と自分から入ってくるジェリーくんが、入ろうとしません。

仮ママが言葉をかけて促してもだめ。

(そうか、イヤなんだな、ジェリー…)

もちろん、迎えのふたり(保護団体代表と、次にジェリーくんをあずかる預りスタッフ)は手を出す気配なし。

ふたりが自力で何とかするまで見ていてやろうかという意地悪な気持ちも頭を掠めましたが、事が決し、後戻りはできない今、このままこうしているわけにもいかず、最後にもう一回齧られる覚悟で、私が近寄って、リード(保護団体の意向でつけてありました。それも仮ママがつけました。)を持ちました。

その瞬間。

直前までイヤイヤしていたジェリーくんは、スルスルっと、自分からクレートに入っていきました。

胸が一杯になりましたが、歯をくいしばりました。
こんなにも立派なジェリーくんに、みっともないザマを見せるわけにはいかなかったから。

クレートの扉を閉める時も、伏せしたまま、微動だにせず。

クレートを下げてそそくさと辞去するふたりを玄関まで見送りながら、目はふたりではなく、クレートに釘付けでした。

ふたりが挨拶するためこちらを向き直った瞬間、ジェリーくんの顔が見えました。

あきらめたように見えたのは、気のせいではないと思います。

ごめんね、ジェリーくん。


うちに来てくれてありがとう。

短い間だったけど、一緒にいられて本当によかった。



今はただ、ジェリーくんに幸多かれ、と祈るばかりです。
1日も早く、ジェリーくんのすべてを受け入れてくれる、本当のご家族が見つかりますように。

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ジェリーくんが去った直後のココアさん。
精魂尽き果てた様子でした。
すばらしい「おねいさん」でした。
ありがとう。お疲れ様。







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by pomedukeyu | 2015-01-23 23:59 | ジェリー