カテゴリ:ゆうくんのお散歩( 416 )

視聴者の予想を裏切りまくる展開の、2014年4月24日。

さてさて…

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その時、まさかの「ウルトラのママ」再登場!
狂喜するウルトラマンユウクン。

で、ウルトラのママが何をしに来たかというと…

自分でも写真を撮りに来たのでした。
(トリミングしてますが、スマホを構えています。)

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玄関方面も気になるが…

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やっぱりママが好き!

お約束のように、ウルトラのママは行ってしまいました(笑)。

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ドラマならCMが入るところですが、CMなしでカットが変わります。

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写真奥が玄関なので

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要は反対から見た絵。

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たぶん、片付けの都合で、まだお散歩に行ける情勢ではなかったのでしょう。
(その割りには写真たくさん撮ってるけど。)

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モノを戻す前なので、ガラーンとした廊下にポツンとゆうくん。

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「いったいぜんたい、いつになったらお散歩に行けるんでちか?責任者でてこい!でち」



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「忍耐にも限度があるでち…(`Δ´)」


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by pomedukeyu | 2015-12-06 16:06 | ゆうくんのお散歩

昔のテレビドラマみたいに、思わせ振りな「つづく」で顰蹙の展開の2014年4月24日。

ウルトラマンユウクンの運命やいかに!?

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抜けた~!

…当たり前ですよね(笑)。
想定外の展開を期待した方、ごめんなさい(笑)。

なお、カーペットのあちこちが丸く白くなってるのは、わが家の歴代のわんこたち(もちろんゆうくんも…)がチッコしたのを処理した跡。
普段、チッコガードで敷いているビニールマットを、工事のために取っ払ったために出現したのでした。

…たくさんあって恥ずかしいなあ。
でも懐かしく…愛おしい…

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さて、一戦交えるつもりで待ち受けていたのがスルーされ、茫然と見送る怪獣ダイソンには目もくれず…

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ウルトラマンユウクンは

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玄関に到達したのであった!

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「さあ、お散歩につれてくでちよ!」

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あと数歩前進したら土間に落っこちるところまで肉薄。

そしてゆうくんはお散歩につれていってもらったのでした。
めでたし、めでたし…

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…とはいかないんだな、これが。

一体何が起きたのか?次回を待て!(ごめんなさい~)



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ものすご~く、心外そうな顔(^_^;)

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by pomedukeyu | 2015-12-05 20:05 | ゆうくんのお散歩

写真がたくさんあって大作になりつつある2014年4月24日、「防音工事最終日」。

「お散歩つれてけデモ」を始めたゆうくんの前に立ちはだかったのは…

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怪獣「ダイソン」!
(掃除機の名前だと知らなければ、十分、怪獣の名前で通るなあ)

「ウルトラマンユウクン」(えっ?)絶体絶命!

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おねいさんほどではないが、決して掃除機が好きではないゆうくん。
(ココアは掃除機を用意しただけで、あっという間にいなくなります。)

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立ち往生。
お散歩に通じる扉(ただの玄関ドアですが)に来ることができない!

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そこに「ウルトラのママ」があらわれた!
怪獣を倒してくれるのか?

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…と思ったら、「ウルトラのママ」は、怪獣をスルーして行ってしまった!

「ガーンΣ(゚д゚lll)」

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どうする、ウルトラマンユウクン?

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をっ!

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ををっ!

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ををを~っ!



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突破できるのか~っ!

…つづく。
by pomedukeyu | 2015-12-05 11:04 | ゆうくんのお散歩

2014年4月23日が続いております。

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あ、ゆうくんが来た。

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あれ?

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行っちゃった(笑)。

一時移動の荷物を突っ込んで、すごいことになっている部屋と向い合わせの部屋にいたのですが、気がつかなかった様子。

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「あれ~?おらん」
ゆうくん、こっちだよ!

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「ををっ、おった!」
最初からいますって(^_^;)

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「ところで…」

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「何かお忘れでは?」

わかってますけど、まだちょっと無理だなあ。

工事なんて知ったこっちゃないゆうくんは、「お散歩つれてけプレッシャー」を始めたのだった…




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怪獣とのバトル勃発!



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by pomedukeyu | 2015-12-04 20:28 | ゆうくんのお散歩

2014年4月23日。
たくさん写真が残っており、しばらく続きそうです。

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これは珍しいゆうくん。
台に手をかけて、半立ちになってます。
逆光でうまくカモフラージュされているママが、何か食べていてそれをねだっているのか、あるいはダッコをせがんでいるのか。

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こっちにも何か言いたげ(笑)。

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でも、ママが気になる。

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もふもふから、細い脚がちょろんと出て、しっかと踏ん張ってますね。
萠~

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台から下りたゆうくんが後ろを振り返ると、そこには驚愕の光景が…

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たしか、古いクロスを剥がし、新しいクロスをこれから貼る…というタイミングだったと思います。

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ゆうくん視点にチェンジ。

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すごいことになってますね。

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ブログで「こわしてるよ~」と台詞を添えましたが、まさにそんな感じ。



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びっくりしたんだろうなあ。

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by pomedukeyu | 2015-12-03 19:34 | ゆうくんのお散歩

防音工事、クライマックスの2014年4月23日。

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珍しいアングルから始まりますが、何をしてるのかというと…

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外の天気をチェックしに行っているのです。(本当にやった。)

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何のためかって?

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もちろん、「お散歩に行けるかどうか」を見極めるためです。

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ゆうくん基準で「行ける!」となると…

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「連れてけプレッシャー」の始まり。
最初は無言で。
だんだん音声が加わり…

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らちがあかないと、迫ってくる。

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しかし、その日の予定工事が終わらないと、お散歩には行けません。

それを諄々と説明したところ…

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ふてくされてしまった(^_^;)。


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そっぽ向かれて続きます。


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by pomedukeyu | 2015-12-02 15:16 | ゆうくんのお散歩

これは、ゆうくんがすごした最後の冬のおはなしです。

冬。

四つの季節の四番目。
春・夏・秋・冬。
季節はさまざまな顔をみせながら移り変わっていきます。

春が来て
夏が来て
秋が来て
冬が来て

その次にはまた春が来て。

春はいつの間にか夏になり
夏はいつの間にか秋になり
秋はいつの間にか冬になります。

冬になると寒くなり
とても とっても 寒くなると

天から雪が降ってきます。

「雪は天から送られた手紙」ということばがありますが
その手紙は誰が書いているのかしら?

天から降るのは雪だけではなく
どちらかといえば
雨のほうがおなじみさん。

雨が降ると音がしますね。

ざあざあ
ざんこざんこ
ぴちぴち 
ちゃぷちゃぷ

とてもにぎやか。

雪は?

雪はとても静かに降ってきます。

寒い寒い夜に雪が降ると
雪は積もって景色を真っ白に変えてしまいますが
積もるときも とても静か。

静かに静かに降ってくる雪。

音もなく降ってくる雪。

でもちょっと待ってください。

本当に雪は「音もなく」降ってくるのでしょうか?

雪が積もるほど降る日

積もりはじめてもまだまだ雪が降っていたら

電気を消して、テレビを消して、そして目を瞑って

できるだけそっと息をするように注意して

耳をそばだてて聞いてごらんなさい。

聞こえませんか?

もっともっと集中して

ほら…ちいさなちいさな声だけど
何か、歌が聞こえませんか?


ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで
ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで

しっ、静かに! 大きな声を出すとやめてしまいます。
全身を耳にして、一生懸命聞いてみましょう。

ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで
ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで

歌のことばが聞き取れましたか?

種明かしをしましょうか。
この歌は、「雪の子ども」がうたっています。
雪は白い氷の結晶ですが、積もるほどたくさん雪が降る時
氷の結晶に姿を変えた「雪の子ども」が、天から地上に降りてくるのです。

何のために降りてくるのかって?
 
本当のことを、そっと教えてあげましょう。

雪の子どもは、地上でおともだちを探しにくるのです。

もちろん、見た目は普通の雪とかわりません。
いったんは積もっても、雪がやんでおひさまが顔をのぞかせると
とけて蒸発して、また天に帰っていきます。

ほとんどの雪の子どもは、こうしておともだちを見つけられずに天に帰ります。
 
実は、雪の子どもが地上でおともだちを見つけるには、ひとつの条件があるのです。

特別に教えてあげますね。

それは、「雪だるま」になること。

雪の子どもが姿を変えた雪が混ざると、その雪だるまには雪の子どもの心が宿るのです。

そして、地上の生き物とお話ができるようになるのです。
もちろん、人間の子どもとだって。

「え~、雪だるまなんてたくさん作ったけど、口はきかなかったよ!」

きっとたくさんの子どもたちが、こう言って口をとがらせたことでしょうね。
 
雪だるまを作った時のことを、よく思い出してみましょう。

作ったのに満足して、「できた!」というが早いか、
雪合戦に興味がうつり、振り返りもしなかったんじゃないですか?

あるいは、せっかく作ったのに、キックして壊してしまいませんでしたか?

さもなくば、あまり雪が積もらなくて、なかなか大きくならないので飽きてしまったり、転がしているうちにだんだん土や草がついてきて、「こんな汚い雪だるま、いらな~い」と途中でほっぽったりしませんでしたか?

それじゃあ、だめなんです。

一生懸命小さい雪玉を転がしてだんだん大きくして、大きい玉(からだ)と小さい玉(あたま)を作り上げ、からだのうえにあたまをのせて、完成!となった後が肝心なんですよ。

小ぶりだって、土や草で見栄えが悪くたって、ちっとも構いません。

雪の子どもの雪が入るかどうかは運次第ですが、心をこめて雪だるまを作り上げ、心をこめて話しかけた時、初めて雪の子どもの声が聞こえるのです。

さて、あの冬。

ゆうくんにとって最後の冬。

ものすごい雪が降ったんです。

何十年かに一回という雪が降ったんです。

それも二度。

もちろん、雪の子どももたくさんおりてきました。

雪の子どもには名前はありませんが、その中に、この年、初めて地上におりることを許された雪の子どもがおりました。
その子は、不安と期待でそれはもうはちきれんばかり。

(ああ、楽しみだなあ。地上って、どんなところかしら?
うまく雪だるまになって、おともだちができたら、どんなにかすてきなことだろう。)

ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで
ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで

この子はとても恥ずかしがりで、先輩たちのように上手に歌はうたえませんでしたが、
ささやくような声で、一生懸命うたいました。

やがて。

新米の雪の子どもは、静かに地面に舞い降りました。
もうずいぶん雪が降り続いていたので、真っ白くなった地上に降り立ちました。

(雪だるまになれますように、雪だるまになれますように…)

雪の子どもは一生懸命お祈りしました。

あんなに降りしきった雪でしたが、だんだん勢いが弱くなり、夜明け前にはやみました。

あたりがだんだん明るくなってきました。

夜が明けたのです。

雪の子どもが降りたのは、団地の真ん中の広場でした。

大きな桜の木が広場を見下ろしています。

(わあ、まぶしいなあ。)

お日さまが顔を出しました。

「わーい、雪だ!」

人間の子どもたちが三々五々あらわれ、雪遊びを始めました。
雪だるまを作り始める子もいます。

(お願い、ぼくを雪だるまにしてください!)

あたりが暖かくなるにつれて、ひなたに降りた雪の子どもの中には、天に帰っていく者も出始めました。

(ああ、みんな天に帰っていく…雪だるまになるのは無理なのかなあ?)

その時です。

突然、地面と空がひっくり返ったかと思うと、ぐわんぐわんと回り始めたのです。

(うわああああ~たすけて~)

しばらくすると、静かになりました。

(も、もしかして…?)

落ち着いてあたりを見回すと、人間の男の子がふたり、こっちを見ています。

(やったあ、雪だるまにしてもらえたんだ!は、早く話しかけないと…)

ところが、新米の雪の子どもはとても恥ずかしがり。
なかなか声が出せません。

そして、子どもたちは大きな雪だるまを作り上げて大満足、雪合戦でもしたくなったのか、立ち去ってしまいました。

(ああ…いってしまった…)

運よく雪だるまになれたものの、作ってくれた人間の男の子とはお友だちになることはできませんでした。

雪だるまは歩けません。

待っているしかありません。

(とけて天に帰るまでに、誰かがきてくれますように…)

雪だるまになった新米の雪の子どもは、一生懸命祈りました。

次の日もよいお天気になりました。

積もった雪はだんだんとけ始め、道路の雪はほとんどなくなってしまいました。

雪の子どもの雪だるまも、少しスリムになりました。

(ああ、大きな雪だるまを作ってもらったけど、だんだんとけてきちゃったなあ…)

その時、雪だるまは誰かが自分を見ているのに気がつきました。

(あっ!)

人間の子どもではありません。

(えっと…これは確か…わんこ…だっけ?)

その時、雪だるまを見ていた「誰か」は、ちょこちょこ歩いて近寄ってきました。

そこには雪だるまがとけた水が、道路にしみ出していました。

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すんすん…

「誰か」はしばらく水のにおいを嗅ぐと顔をあげると、いたずらっぽくほほえんで言いました。

「おまえ、ちっこしたろ?」

(えええっ?「ちっこ」ってオシッコのこと?ち、ちがいますよう…)

雪の子どもはハッとしました。

(話しかけてもらえたんだ!)

ついに待ちに待った時がやってきたのです。
おともだちができるかもしれないのです!

内気な雪の子どもは、勇気をふりしぼって尋ねました。

「あ…あなたは、どなたですか?」

「いぬ。」

(…それは知ってるんですけど…)

ひと言しゃべると、ちょっぴり勇気が出てきました。

「あ、あの…そうじゃなくて…」

そのわんこは、「ああ」という顔をして言いました。

「ぽめらにあん。」

(…ぽめ…らに…? きっとそれは、わんこの種類じゃないかな?そうじゃなくて…あ、そうだ!)

「あ、あなたのお名前は?」

そのポメラニアンは、「なあんだ」という顔をして答えました。

「ゆうくん。」

「ゆうくん…さん?」

「ちがうの。ゆうくん。」

「ゆうさん、ですね。」

「さん、じゃないけど…まあいいや」

「ゆう、おいで。帰るよ。」お話に夢中で気づかなかったのですが、少し離れたところに人間の女の人が立っていて、ゆうくんを呼んでいます。

「ママだ。では、また会おう。」

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「あ、あの…」

ゆうくんは、ちょこちょこ歩いて行ってしまいました。


その姿を見送りながら、雪の子どもの心はしあわせでいっぱいでした。

(お話ができた!わんこの、ぽめらにあんの、ゆうさんとお話ができたんだ!もう一度、きてくれないかな?もうちょっとちゃんとお話したいなあ。)

次の日。
ゆうくんは来ませんでした。

次の日も次の日も、ゆうくんは来ませんでした。

その次の日も来ませんでした。

その間に、雪の子どもの雪だるまは、だんだんとけていきました。

たいへんな大雪だったので、超ビッグサイズの雪だるまだったこと、寒い日が続いたこともあって、とけるスピードはゆっくりでしたが。

(ゆうさん、もう会えないのかなあ?残念だなあ。)




五日目の午後のこと。

「またあったな」

うとうとしていた雪の子どもは、びっくりして目を覚ましました。

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見下ろすと、そこにはゆうくんがいるではありませんか。

「あいたかったよ」
「えっ?」
「ともだちだから」

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雪の子どもは胸がいっぱいになりました。
ゆうくんは、自分のことをともだちと言ってくれたのです。
地上でおともだちができたのです。

「うれしい」そう言うのがやっとでした。

ゆうくんは、雪だるまをしげしげと見回すと尋ねました。
「なぜ しろいの?」
「ゆきなので」
「なんか やせてる」
「ゆきですから…」
「ここにずっといる?」

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雪の子どもはドキッとしました。
一番考えたくないことでした。
せっかくできたおともだちに、なんて言えば…

「そ、それが…」
「いなくなっちゃうの?」
「ごめんね」

それっきり、ゆうくんはしゃべりませんでした。
じっと雪だるまを見つめていました。
雪の子どもも、何も言えませんでした。

ママに呼ばれて立ち上がったゆうくんは、少し行きかけて、振り返って言いました。
「げんきでね」

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「さようなら」
雪の子どもはそう言うのがやっとでした。


次の日、お日様が輝いて暖かくなり、雪だるまは一気にとけだしました。

その晩、雪の子どもは天に帰って行きました。



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「ゆうさん、またね…」





その冬は、もう雪が降らず、いつしかあれだけ積もった雪もとけ去ってしまいました。

そして季節は冬から春へ。

雪の子どもがゆうくんと巡り会った団地の広場の桜が咲いて、散り。

夏が来て、秋が来て。

雪の子どもは天から見下ろして、地上が冬になるのを心待ちにしていました。

「早く冬にならないかな。地上に行って、ゆうさんに会わなくちゃ。」

ようやく冬になりました。

しかし雪は降りません。前の年はあんなに降ったのに。

「このまま春になってしまったらどうしよう」
雪の子どもは気が気じゃありませんでした。
一生懸命、お祈りしました。




二月の最後の日、とうとう雪が降りました。
もちろん、雪の子どもは地上めがけてジャンプしました。
去年よりも大きな声で歌いながら…

ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで
ゆきのこどもは ろんろん ちんろんろん
とんでとんでとんで とんでとんでとんで




幸い、今年も雪の子どもは雪だるまにしてもらえました。
去年のような大雪ではなかったので、小さくて、土や草が混じって、お世辞にもきれいとはいえませんでしたが、とにかくゆうくんとお話する準備はできたのです。

(ゆうさん、来てくれるかな?)



次の日。

雪の子どもは、自分を見つめる視線に気がつきました。

(ゆうさん!)

しかし、雪だるまを見上げていたのは…ゆうくんではありませんでした。

(ゆうさんじゃない…)

そこにいたのは、わんこで、ポメラニアンでしたが、ゆうくんより大きくて、毛の色もまったく違いました。

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「あの…あなたは?」

「いぬ。」

(またこれだ…それで次は、「ぽめらにあん」で…えっ?)

「あなたは…ゆうさんの?」
「あんた、雪だるまでしょ?去年おにいちゃんとおともだちになった」
「は、はい!」
「やっぱりね。ママが言ってたわ。」
「あの…それで…ゆうさんは、いま?」
「あたしがママの子になったときは、もういなかったわ。なんだっけ…虹の橋にいっちゃったんだって。あっ、ママが呼んでるから行くわね。バーイ」

そのポメラニアンを「ココア」と呼んだ人は、ゆうくんのママと同じ人でした。


「そんな…ゆうさん」
冬の訪れを待つ間、雪の子どもは天でわんこのことをたくさん勉強しました。
だから、「虹の橋に行く」ことの意味を知っていたのです。

「そんな、そんな…おともだちになったのに、冬になって雪が降ればまた会えると思ったのに…」

雪だるまの目から涙が流れました。
小ぶりな雪だるまには目はついていませんでしたが、後から後から涙が流れました。

雪の子どもが地上に降りるとき、大切な決まりがあります。
それは「雪だるまの間は泣いてはいけない」ということでした。
真心から流す涙は熱く、仮の体である雪だるまをとかしてしまうからでした。

そんな決まりなど構うことなく、雪の子どもは泣きました。
いつまでもいつまでも泣きました。




夜明け前の、ナイフで切ってしまえそうな静けさの中、雪だるまはすっかりとけてしまいました。
後には水たまりが残りましたが、明け方の寒さの中でも、その水たまりは決して凍ることはありませんでした。





どれくらい時間がたったのでしょう。
雪の子どもが気がつくと、そこは天の雪の国でした。

泣いているうちに雪だるまがとけて、いつのまにか天に帰ってきていたのでした。

我に返ると、また悲しみがこみあげてきました。
「ゆうさん…」
ふりしぼるように言うと、雪の子どもの目から涙があふれました。
「ゆうさん、ゆうさん…」
雪の子どもは泣き続けました。
泣き止もうにも、どうにも止まらなかったのでした。
後から後から流れる涙は、雪の子どもの足下にたまり、いつしか水たまりのようになりました。
それでも涙は止まりませんでした。

その時です。

「おまえ、ちっこしたろ?」

雪の子どもは飛び上がりました。
あんまり驚いたので、涙も止まってしまいました。
恐る恐る振り返ると…
そこにはゆうくんが、いたずらっぽくニヤリと笑って立っていました。

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「ゆうさん…どうして?どうしてここに?」

「ともだちだから」

「ゆうさん!」
雪の子どもは思わずゆうくんを抱きしめました。
「いつもは虹の橋にいるけど、好きなとこにいけるんだよ。ママやココアのところにもいけるんだよ。もう、お話はできないけど…」
「ゆうさん、ゆうさん…」
雪の子どもはまた泣けてきました。
ゆうくんを抱きしめたまま泣き続けましたが、その涙は、さっきまでとはちょっと違う涙でした。





ゆうくんと雪の子どもは、いつまでもいつまでもおともだち。

冬の雪の日、空を見上げると、楽しく遊ぶゆうくんと雪の子どもが見えるかもしれませんよ。














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「ゆうくんのお散歩」が100回になりましたので、時系列の記事をお休みして、前からあたためていたおはなしを書かせていただきました。
奇しくも、「かなしい11月」が終わった翌日の更新になりました。

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by pomedukeyu | 2015-12-01 21:44 | ゆうくんのお散歩

防音工事最終工程、2日目だった2014年4月23日。

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前日、リビングに来ていた荷物は元の部屋に戻って広くはなりましたが、まだまだぐちゃぐちゃですね。

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あちこち見回し…

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探索中。

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何かを見つけたらしい。

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あっ、まずいものを!

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いつもは台所に入れてある紙ごみをためる袋が、台所で作業のため、持ってきてあったのでした。

この頃、こういうビニール袋があると、やたらちっこをかけたんです(笑)。




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さらに探索は続く…(おしっこシーツの袋もヤバいなあ。)


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by pomedukeyu | 2015-11-30 19:31 | ゆうくんのお散歩

防音工事最終工程の初日であった2014年4月22日。

作業が行われる部屋の荷物を仮置きしたために、エラいことになっているリビング。

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…に、なぜか籠城中のゆうくん(笑)。

まあ、他の部屋は作業中だから、ここにいるしかないんですが。

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うっかり歩き回ると危ないと思ったのか、丸椅子の下を陣地?にした模様。

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ただ…
じっとしてると…

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避けがたく睡魔が襲ってくるわけで…

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「あう…」

寝落ち寸前のゆうくんなのでした。






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「ね…ねたらヤバいでち…」

いや、冬山で遭難したわけじゃないんですから。

そんなところで構わなければ寝ちゃった方が、おにいさんを追っかけなくてよかったかも(笑)。

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by pomedukeyu | 2015-11-29 11:50 | ゆうくんのお散歩

2014年4月22日。

この日から3日間、長らく続いた防音工事の最終工程でした。

前の晩から、作業する部屋の荷物を、もう終わったリビングに突っ込んだので、リビングは朝から大惨事に。

ゆうくんはというと…?

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めっちゃ、迷惑そう…(・・;)

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丸椅子の下で寝ているんですが


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なんでまた、そんな隅っこの狭いところに?

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確かに、隅っこも狭いところも前から大好きなんですが…


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ご本人はいっこうに構わぬ様子。

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愛する天使のベッドを空けてまで?

答えはCM…じゃなくて、ランキングバナーの後で。




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じきにこうなるのが、わかっていたからでした…(笑)
(ちゃんと同じ椅子の下にいます。)

ブログでは順番を変えてストーリーをつけていましたが、これが撮影順です。




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by pomedukeyu | 2015-11-29 11:21 | ゆうくんのお散歩