2014年 11月 10日
お別れのうた~ありがとう、ゆうくん!いってらっしゃい!(1)
重度の分離不安だったゆうくんは、私たちが出かける用意をすると、熟睡していても飛び起きて、置いていかれまいと、ついて歩いたものでした。最後の何ヵ月かは、ゆうくんなしの外出は100パーセントなかったのですが、カートかバッグに入るか、抱かれて玄関を出るまで、どんなに言葉をかけても決して信用してくれず、吠え続けました。
それが今では、物音ひとつ立てずに待っている…
ようやく仕度が整い、とうとう出棺のときがきました。
ドアを出ると、ゆうくんのからだはもう帰ってきません。
数えきれないくらい、いっしょに跨いだドアの敷居。
それを最後に跨ぐときが、まさかこんなに早く来るなんて。
楽しかったお出かけの思い出が、走馬灯のように脳裏をよぎります。
マンションの前を出発する前の車中。
眠るようなお顔のゆうくんと対照的な、亡霊のような顔の私。
降るはずの雨が降らない中、静かに車は滑り出しました。
葬儀をお願いした、真心動物霊園の事務所までは約30分、後は到着まで、ゆうくんの重みを腕に刻み込みなから、外の風景が流れ去るのを見ていればいい…
…はずだったの…です…が…
ここで私の痛恨のミスが発覚!
ゆうくんをベッドから棺に移すとき、病院でいただいた白いバスタオルをかけてあげなくてはいけなかったのに、敷いてあったペットシーツの上に直に安置してしまったんです。
ママがちゃんと言ってくれたのに、何やってるんだか!
…ごめんね、ゆうくん…
にいちゃんたちの時は、身を包んできたものは、いっしょに供養していただいてたんです。
係りの方にお尋ねしたところ、後日持参すれば、同じように供養してくださるとのこと。
ふかふか好きのゆうくんに、どうしても持たせてあげたかったんです。
よかった~
心から安堵しました。
…続きます。
にほんブログ村
---
by pomedukeyu
| 2014-11-10 20:49
| ゆうくん